「日本の流行歌 栄枯盛衰の100年、そしてこれから」生明俊雄◎検索用:演歌 グループサウンズ ムード歌謡 ニューミュージック レコード大賞

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「日本の流行歌 栄枯盛衰の100年、そしてこれから」
生明俊雄 /ミネルヴァ書房
定価: ¥ 2,640

本書は「カチューシャの唄」誕生の大正初期にはじまり、ラジオやテレビとともに隆盛を極めた昭和期を経て、退潮となった平成期まで、100年にもおよぶ流行歌の栄枯盛衰の歴史をたどる。はやりうた、演歌、ブルース、軍歌、和製ポップス、ムード歌謡、アイドルポップス。歌詞や曲に戦争や不況などの時代の世相を映し、人々に愛された流行歌の数々を、レコードやテレビ・ラジオ等の音楽業界の変遷とともに、音楽の作り手の視点からていねいに紹介する。




※ うす汚れやコスレ、裁断面から紙端の軽い傷や荒れなどごく常識レベルの使用感があります。帯は破れやシワがあります。大きな傷みのない、良好な中古本です。





■目次


はじめに

序 流行歌はどのように生まれ、どのように発展し、どのように消えようとしているのか
流行歌が生まれる
流行歌とは何か
流行歌とレコードの深い関係
なぜ流行歌は100年間も発展し続けたのか
20世紀末に起こった急激な異変〜流行歌は消えてしまうのか


1 流行歌の起源と揺籃(ゆりかご)時代
1 江戸時代にも民衆が歌う「はやりうた」があった
2 明治の大ヒット曲「オッペケペー節ぶし」の誕生
3 演歌が生まれる
4 初めての流行歌「カチューシャの唄」が生まれた
5 レコード会社の誕生と流行歌
6 早くもタイアップ・ソングが出現
7 関東大震災を予告した「?船頭(せんどう)小唄」


2 流行歌の開拓時代の仕事人たち
1 浅草・銀座に日本初のレコード店創業−−三光堂(さんこうどう)・松本武一郎(まつもとたけいちろう)
2 イギリスの録音技師が来日録音−−フレッド・ガイスバーグの仕事
3 流行歌ディレクターの草わけ−−ニッチクの森垣二郎(もりがきじろう)
4 関西の歌を全国に広めたい−−大阪に日東レコード創業・森下辰之助(もりしたたつのすけ)


3 昭和初期 本格化する流行歌の発展−−世界のメジャー・レコード会社が日本に進出
1 電気録音という技術革命がもたらした流行歌の発展
2 「波浮(はぶ)の港」「君恋し」のビクターが独走−−“晋平節"が流行歌をリード
3 「酒は涙か溜息(ためいき)か」「影を慕(した)いて」でコロムビアが巻き返し−−古賀メロディが街に流れる
4 メロディは外国生まれで歌詞は日本語−−混血の流行歌誕生
5 ブルース、タンゴが日本製の流行歌のなかにも現れる
6 流行歌の発展が中断される−−強まる軍国主義


4 レコード・映画・ラジオの蜜月(みつげつ)時代−−歌謡曲の誕生
1 「東京行進曲」が大ヒット−−レコードと映画の連携が本格化
2 流行歌の最重要な宣伝媒体となったラジオ
3 放送局から生まれた“歌謡曲"という歌


5 昭和中期 戦禍からの復興(1945~60年代)−−それは和製ポップスと演歌で始まった
1 敗戦に沈む人の心を鼓舞した「リンゴの唄」「東京ブギウギ」
2 進駐軍(GHQ)が残した“大いなる"遺産
3 アメリカの曲を日本語歌詞で歌う−−カバー・ポップス流行
4 才能ある作曲家・作詞家たちの登場と和製ポップスの広がり
5 グループ・サウンズの登場
6 演歌の広がり(I)美空ひばり・北島三郎で開花したコロムビア、クラウンの演歌
7 演歌の広がり(II)キングレコードが放った演歌の連続ホームラン
8 ムード歌謡“都会の演歌"の誕生(I)フランク永井、石原裕次郎の世界
9 ムード歌謡“都会の演歌"の誕生(II)男性コーラス・グループが競う


6 昭和後期 テレビ時代が生んだ流行歌の新しい展開(1970~90年代)−−それはアイドル・ポップスで始まった
1 テレビ局とアーティスト事務所が主導したアイドル・ポップス
2 新世代フリー作家の登場と流行歌のさらなる隆盛
3 加速したテレビと流行歌のタイアップ
4 子ども向けテレビ番組が生んだ“オバケ"流行歌−−「およげ! たいやきくん」
5 毎年の大トリは演歌−−NHK紅白歌合戦と演歌の深い関係
6 日本のフォークの誕生−−テレビを嫌ったミュージシャンたちの台頭
7 ニューミュージックの誕生と発展
8 JPOP とともに始まったプロデューサーの時代
9 CDという新メディアの開発と流行歌の隆盛


7 流行歌の発展過程に起こった3つの“事件"
1 カラオケの出現と発展−−歌う楽しさを知った流行歌ファン
2 貸しレコード店の登場とその大きな波紋
3 音楽ビデオの誕生−−聴くものから観るものにもなった音楽

8 何が起こったのか−−21世紀に流行歌に訪れた急激な退潮
1 「レコード大賞」「紅白歌合戦」の様変わり
2 音楽配信がもたらした音楽の価値の低下
3 音楽を所有しなくなった音楽ファン
4 音楽の作り方が変わった
5 コンサート市場の盛況と突然の躓つまずき


9 流行歌はこのまま消えてしまうのか


あとがき
参考文献
巻末資料:この本で紹介している曲目一覧
人名さくいん



















【管理用】

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日本の流行歌 栄枯盛衰の100年、そしてこれから (シリーズ・ニッポン再発見 13) 生明俊雄/著
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