阿部次郎
(1883~1959)山形県生れの哲学者、美学者、作家。兄弟8人のうち、後4人が大学の教師となる環境に育つ。
弟にドイツ文学者・阿部六郎がいる。『朝日文芸欄』の主要な執筆者となり、漱石門下の論客として
注目された。1914年、『三太郎の日記』を発表、大正・昭和初期の学生の必読書となる。
1917年、一高の同級生・岩波茂雄が雑誌『思潮』(現『思想』)を創刊すると主幹となる。
1922年、文部省在外研究員としてヨーロッパ留学。帰国後、1923年、東北帝大の教授となり、
1945年、定年退官。1958年、脳軟化症で入院。翌年、死去。76歳。
書名:阿部次郎全集(昭和35年:角川書店版):全17巻: / 第4巻 ◇ ニイチェのツァラツストラ解釋竝びに批評 他
著者:阿部次郎
編集委員:小宮豊隆/阿部 恒/井上政次/村田 潔/橘 忠衛/林 竹二/古川 久/北住敏夫
発行所:角川書店
発行日:昭和36年2月28日 初版発行
定価:450円
所収: ニイチェのツァラツストラ 解釋竝びに批評 ◇
序 / 一、序論 / 二、ツァラツストラの成立 / 三、ツァラツストラの解剖(上)/
四、ツァラツストラの解剖(下)/ 五、ツァラツストラにおける外見的矛盾 / 六、ツァラツストラの個人主義 /
七、ツァラツストラの超人(上)/ 八、ツァラツストラの超人(中)/ 九、ツァラツストラの超人(下)/
十、ツァラツストラの永劫囘歸 /
『ファウスト』解説 ◇
一、ファウストの傳説及び文學 / 二、『ファウスト』第一部 / 三、第二部の構造(上)/
四、第二部の構造(下)/ 五、第二部の成立 /
『ヰ”ルヘルム・マイスター遍歴時代』解説 ◇
一、『遍歴時代』の構造 / 二、問題 / 三、成立 / 四、文體 / 五、短句集 / 六、詩二篇 /
〇 解説(小野 浩・佐藤 明)/
参考:帯なし。箱、小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ等あり。四六判。P347。520g。≪古本購入≫
ゆうパケット(追跡あり)360円。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。