あなたの大切なMacintoshを10年先、20年先へ
Macintosh IIci、II、IIfx の交換用電解コンデンサセット
(センドバック方式・交換作業代こみ)
【商品の説明】
お預かりするMacintosh IIci、II、IIfx のロジックボードのコンデンサを新品に交
換してお返しするセンドバック方式です。
(写真ではすべてアルミ電解コンデンサ仕様になっていますが、実際の信号回路部
分にはポリマー・タンタルコンを使用します :2024.10より仕様変更)
落札価格には、すべての電解コンデンサの代金と交換作業の費用(送料を除く)が
ふくまれています。
可能な限り105℃対応の長寿命品を使用します。
機種、基板により使用個数は異なります。
新品電池交換します。
お預かり後、2、3日で交換発送します。
【なぜ交換が必要か?】
アルミ電解コンデンサは、通電すると化学反応でガスが内部発生し、寿命を超える
と増えすぎたガスが密封構造を破壊して「電解液漏れ」となります。
電解液が漏れて分量が減ったまま使うと、電力を蓄える能力が落ちているので電子
回路の動作が不安定になります。
漏れた電解液は基板上のハンダを「絶縁物」に変質させ、基板の銅箔パターンをや
せ細らて「断線」の元になります。
基板上の電解液を除去しない限りこの状況は永続して、やがて基板は壊滅状態に
なります。
【交換すると何が良くなる?】
新品に交換したら、電力をしっかり供給できるようになり電子回路の動作自体が安
定化します。
交換の際に、可能な限り基板表面に漏れた電解液をエタノールで除去するので、以
後の回路の劣化は最小限になります。
90年代の表面実装型のアルミ電解コンデンサは、内部に使っている電解液の成分の
種類によっては、コンデンサの密閉が崩壊して、基板上に液漏れが発生するものが
あり、Macintoshでは、SE/30、Classicシリーズ、ColorClassicシリーズ、IIシリー
ズ、Portable、Powerbook100シリーズが該当します。
当時のこのコンデンサを使用した機器は、ほとんどが電解液漏れを起こして機能
不全を起こしており、Macでもこのコンデンサを交換することで、もとの正常な動
作を取り戻すことができます。
現在の表面実装型のアルミ電解コンデンサは成分が変更になっているので、液漏
れすることはまずありませんが、アルミ電解コンデンサには製品寿命があること
から将来交換する際にハンダづけ作業をやりやすいよう、当出品でははずしにくい
「表面実装型」ではなく、普通の「立型電解」タイプを使用しています。
また90年代に2000-3000時間が普通だった寿命も、本出品では4000-10000時間
(105℃)のものを中心に使用します。
新しいコンデンサに交換することで、これからも長期にわたって安定して安心に使
えます。
【注意】
コンデンサ交換は機器の電源供給能力を復活させるものですが、新品交換によっ
てなんらかの既存の不具合が改善されることを保証するものではありません。
当出品は修理を目的としたものではありませんので、お預かり可能なのは正常に
起動する機体のみです。(FDD、HDD動作を除く)
受け入れ時の動作確認で、正常起動できない場合はお受けできない場合があり
ます。
故障、不具合をかかえている場合は質問らんからお問い合わせください。
【送付いただくもの】
本体のみ送付ください。
メモリ装着は必須です。
IIおよびIIfxはNuBusビデオカード装着必須です。
IIciはNuBusビデオカードがあれば同梱ください。
マウス、キーボード、電源コードは不要です。
ハードディスクを外部に持出したくない場合は、はずしていただいてもけっこう
です。