高周波特性に非常に優れた極めて薄い3種類の金属箔、銅、アルミニウム、黄銅をそれぞれ約100枚、合計約300枚を間に絶縁紙をはさみながら高密度、積層構造に積み重ねて製作した仮想アースです。コンパクトなサイズにも関わらず表面積は約90000cm^2に及びます。この金属箔積層体に真鍮ニッケルメッキM3ビスをねじ込み導通させ、外部からの電界と磁界を遮断し、金属箔に対して電波暗室にも似た「シールドルーム」の役割も果たす電気的に一体構造の強靭な磁性ステンレス製ケースに収納しています。また、このケースには日本国内で製造されたパナソニック製ステンレスカバープレート WN7693K を2枚使用しています。
はじめにぜひお伝えしておきたい事があります。最近「強制アース」の名称で対地間電圧をマイナス9Vまで引き下げる装置を考案し出品を始めています。この装置の音質改善効果はとにかく仮想アースの比ではありません。大地アースさえ突き抜けるように通り越してシステム全体が根底から覆るほど音が良くなってしまいます。従いましてここで仮想アースに関してあれこれPRする事は「ダブルスタンダード」である事を認めざるを得ないところでありますが、仮想アースを極めたいとお考えの方々は確かに多く、他に類似品も存在せず本品は仮想アースとして一つの頂点と自負しています事と、そして何より私が思う以上に落札された方々からのご感想と致しましてその音質と効果の強さ、使い勝手の良さとコストパフォーマンスなども大変好評ですので、今後も出品を続ける事に致しました。
特に本品は仮想アースとしての効果が非常に強く、過去に仮想アースを試して期待した成果が得られなかった方々にも自信を持ってお勧め致します。そういった観点からもぜひご検討宜しくお願い致します。
音質に関しましては超低音域から超高音域まで何処までも直線的に伸びきった音場感と、透明感と色彩感に溢れた繊細な表現力を有しています。また低音域から中音域にかけてはステンレス素材特有の強靭な音質も兼ね備えています。以前から出品しています名刺入れサイズの物と比較しますと効果の表れ方は歴然で、透徹、芳醇、豊穣という表現が最も当て嵌まります。名刺入れサイズの方も音質的には独特の良さがあり、躍動感、キレと言いますかいわゆるノリが良く、特にアップテンポな楽曲に対してはその楽曲の良さを濃縮したような何とも言えない色気のある表現力を有していますが、本品はスケールの大きな大自然の真っ只中にいるような音です。もし本品で効果が聴き取れないようであればアース蘊蓄以前の問題で、アンプなどの内部配線も含めたシステム全体の0Vラインの配線経路が電子の移動する経路に対して信号の伝達経路が沿っていない、(反している整理されていない)などの原因が考えられます。
仮想アースの効果は接続するケーブルによって大きく左右されます。不思議な事にケーブルは細すぎても太すぎても、長すぎても短かすぎても直結しても、或いは材質や構造によっては十分な効果が得られない場合がありまあす。効果、音質などを調整した厚み0.3mmの銅板で製作した専用ケーブルを付属致しました。先端はRCAコネクタですが、それ以外のコネクタなどをご希望の場合は質問欄よりご相談ください。
仮想アースは懐疑的な方々、(以前の私も含め)賛否両論あるようですが「アース」と銘打っているため様々な誤解を招きますが、本来は地球に接続すべき0Vの配線をこういった物に接続すると系全体の電荷の分布状態が変化しますので当然音が変わる事もあり得ます。それどころかこれは実際に体験した方でなければ信じ難い話かもしれませんが、よほど確かな接地工事と高周波特性まで考慮した配線工事でもしない限り、仮想アースの方が遥かに優れた高次元の音質が得られる場合もあります。
仮想アースは例えば電気設備技術基準のD種接地などとは全く概念の異なるものです。「アース」と言うより個人的にはコンデンサの一種と捉えていまして「電荷容量体」とでも呼ぶべきだと考えています。こういったものは殆どの場合それ相応の負荷電流が流れて目に見える何らかの仕事をするわけではない事から、これまで殆ど応用された事例がありませんでしたが、歴史上何かしら効果が目に見える形で応用されているものとしては、例えばテスラコイルの回路上でアース(接地)とは対極に設けられた「容量球」に近い働きをしていると考えています。
仮想アースは機器やご使用になる環境などによって相性があります。接続箇所は0Vグラウンドラインを共有する有線接続された信号の最上流、例えばCDトランスポートの使用していないRCAプラグなどで試される事をお勧め致します。音質が馴染むまでエージングには1日程度かかるようです。既に仮想アースを導入されていて、その効果を実感されている方々に於きましても本品を追加する事で更に上質な音が得られます。本品は全体が導電性で、本品全体が仮想アースとして機能していますので、本品を他の金属部分、例えばオーディオ機器のフレームや金属製のラックなどと直接接触させなでください。金属製ラックなどに置く場合は間に電気を通し難い布やビニールなどを挟んでください。また到着後に取引メッセージなどからご連絡頂ければ付属のケーブルと同等の材料でありましたら種類の異なるコネクタなどを取り付けた専用ケーブルを1本、1500円程度(クリックポスト発送)で追加製作などのサービスも行っています。
もともと材料に付いているキズや歪みなどに加え、製作の際に生じたキズなどがあります。仮想アースの効果を事前に調べる簡単な方法と致しまして、例えばRCA端子のGND側や接地端子などに身近な金属片、例えばスプーンやハサミなどを接触させてごく僅かながらでも音質が変化するか調べる方法もあります。その際は金属片に直接触れずビニールや布を巻いて持ってください。また再生スタンバイの無音状態でこの方法でオーディオ機器のあらゆるRCAコネクタや他のコネクタのグラウンド側、或いはアース端子などに接触させてみるとそれぞれの接触場所でバックグラウンドノイズが変化します。大きく分けて、ノイズが減る、ノイズが増える、ノイズの音として聴こえる成分が変化する、全く変化しない。4つに分類できるかと思いますが、そのうちの「ノイズが減る」変化があった個所が仮想アースを接続する最適な接続個所になります。その位置は例えばアンプの筐体であれば水脈を探し当てるが如く、僅か数センチ違っただけで大きく変化する場合もあります。 これは金属片が仮想アース化して起こる現象です。オシロで観測すれば定量的に評価する事も可能ですが、こういった誰にでもすぐできる簡単な実験でも仮想アースの実効性は検証できるものです。
本体外形寸法:約163×121×12 mm(突起を含まず)
仮想アース本体の端子ネジサイズ:M4
本体重量:約370g
本体の表面仕上げ:ヘアライン無塗装
標準付属品、専用ケーブル: 全長約200mm(長さ200mmに切り出した銅板にコネクタ類や端子を取付)
片側RCAオス、
仮想アース側M4圧着端子