★日本陸軍明治〇〇年制定雑嚢【初期純正型】の精密再現品です。★
明治〇〇年に制定された雑嚢で、おおむね日清戦争ー日露戦争前後改正まで主力雑嚢となります。以下は純正型と呼ばせていただきます。純正型は近代の視認性より威厳を重視された欧州軍隊の影響を受け、主要金具は見栄えの良い○○無垢で、革尾錠は塗装されたものとなります。
実物や現存資料が少ないため本作は可能な限り、多くの歴史資料、研究資料や実物を以てディテールや製法を研究し、研究成果を形にいたしました。この時代の装具は明治水筒と同じく欧州の影響がまだ強い時代で、パランスは後のものと異なります。本作はそれも意識しながら企画いたしました。
各種考証を極力行っており、各細部の特注材料を集め、可能な限り史実通りに企画いたしました。
後の時代と異なる被服システムからの検印の風合いも当方企画検印で再現しております。
地質
生地は規定’木角〇’皮汁染を研究し、’木角〇’皮汁染の初期の純正型のユニックな色合いを極力正確に再現いたしました。
(写真四)の当時の実物写真をご参照いただければ幸いです。生地本体は厚手の本麻生地となります。
金具
負い紐バックル、ベルトフック等の金具は実物忠実な〇〇無垢磨き上げ特注品で実物忠実、当時の写真にみる金具の美しい輝きをご実感いただけます。
純正型の特徴である内部ホックがついております。本来は○○をかけるものでしたが、実用においても鍵かけとしてご活用いただけます。実用してみたところ、鍵がかばんに紛れ込んでしまうことなく、特に手にものがあり、探す余裕があまりない時にホックにかけてあると簡単に取っていただける現代に実用性のある装置となります。
革尾錠規定通りの”〇塗り”(塗装物)で、塗装も日本国内の専門業者に発注しての規格製作特注品で軍需品に準ずる耐久性を持ち、すぐにはがれることがなく、堅固かつ綺麗です。
革や縫製
力切等の革の部分は高質感追求で、厚みのある上質なイタリア産本牛革を使用しており、難易度の高い各細部重厚で複雑な手縫いをきれいに行っており、実物の縫製法にこだわっております。複雑な実物の手縫いを一針一針丁寧に再現されており、なかなかお目にかかれません。
実用可能な実物はきわめて希少の上、入手困難です。質感追求の再現派に最適です。
高価な材料が必要で、細部の作りも今までの雑嚢よりはるかに複雑でこの価格も精一杯となります。
野戦の実際の収納や日常的な使用等にお役に立つことができると思います。ザ軍装品よりも普段着のおしゃれグッズとしてもご活用いただけそうな一作でお手元の被服やおしゃれなアイテムにいかがでしょうか。
当方企画品はすべて当方オリジナル作品であり、中国や中国メーカーからのものではありません。中国製材料も完全不使用となります。
当方の出品写真を無断に盗用し、他のサイトや海外のサイトで数倍の価格で販売するものがいます。ダブ屋狙いのみならず、一点物で私が取り下げしたことも知らず、そのまま存在さえしないものを販売し続ける現象も確認しております。当方と一切関係ないもので、ご注意のほどよろしくお願いいたします。
★”雑嚢”以外の装備はすべて参考用で付属いたしません。全国一律送料520円(レターパックプラス)にて、送付させていただきます。★
1)藤田 昌雄 先生.写真で見る明治の軍装.潮書房光人新社,2016,274P.
この場を借りて引用許可してくださった作者様に心より感謝を申し上げます。
2023-6-22発表