ポッケ/フォーゲルに使える高力チタン合金製アクスルシャフトとフランジナットセット前後セット1台分です。
素材はTi-6Al-4Vいわゆる64チタン合金(Gr.5チタン)です。
ポッケ/フォーゲル専用と書いてますが実際にはとくに車種指定のない汎用品です。ただポッケ&フォーゲルの純正アクスルシャフトの寸法とほぼ同じなのでそのままボルトオンで使えます。
サイズはフロントがφ10x225mm、リアがφ12x225mmです。
ネジ部はフロントがM10x1.25、リアがM12x1.25で、それぞれ端部より28mmまでネジが切ってあります。
ポッケに装着するとリアは長さほぼピッタリですが、フロントはやや長さが余る感じです。
重量はシャフト+ナット合計で、フロントは純正比で約53グラム、リアは純正比で約74グラム軽量となります。
純正アクスルシャフトのように片側に頭部があるのではなく、両側がネジになっていて両側からフランジナットで締める構造になっていますので、組み込み時は左右の出っ張りがだいたい同じになるように締めてください。
「重要!」チタンのネジは非常にカジリやすいため、スレッドコンパウンド(ネジ部専用のグリスみたいなもの)を同梱しますので必ずそれをネジ部に塗ってからナットを締めてください。何も塗らずに強く締めるとほぼ間違いなくかじりついて最悪はナットが食いついて締めることも緩めることもできなくなってしまいますのでご注意ください。
なお、もしスレッドコンパウンドが無くなった場合は銅グリス(ブレーキパッドの鳴き止め用の銅色のグリスです)でも代用できます。
ナットを締めたあとは付属のステンレス製スナップピンをシャフトの穴に刺してください。万が一ナットが緩んでも最悪抜け落ちることを防止できます。
(万が一の走行中のピンの抜け落ちを防ぐため、ピンは上から下に向かって刺してください)
ナットの推奨締め付けトルクですが、64チタン合金の強さは強度区分8.8クラスの鋼製ボルトとほぼ同じ引っ張り強さですので、フロントは3.5〜4.5kg-m、リアは6〜7kg-mの範囲とほぼ純正サービスマニュアル指定のトルク範囲で良いかと思います。(私はトルクレンチ使わず手の感覚だけで締めていますが…)
このチタンアクスルシャフトを私のポッケで実際に使用しての感想ですが、ハッキリ言って軽量化による体感はほとんどありません。ですが、おそらくナットのフランジ面が大きくなったことによる効果だと思いますが前後ともにしっかり感というか剛性感が上がった印象を受けました。
なんというか、走行中の「グニャグニャ感」が減ったように感じられました。
チタンは素材的にはスチール製よりも剛性(ヤング率)は落ちるはずですが、実際にはむしろ上がったように感じるから不思議です。
写真のようにけっこう高級感のある化粧箱に入れてお送りします。ただ海外輸入品ですので輸送中に箱に多少のダメージ(角潰れ等)がありますがご了承ください。
また製品本体についても加工時の傷や輸送時の傷が若干ありますが機能に問題はありませんのでご了承ください。
ヤマト運輸の宅急便で送料無料にてお送りします。