唐突に言っちゃいますが、、、
私はジョージ6世が嫌いです。
なぜならジョージ6世肖像のコインてあまり売れないから(笑)
ですが、このコインだけは別物です。
「単年度発行」かつ「最後のクラウン銀貨」と言うポイントに皆さん気が付かれているので、このコインのジョージ6世だけはよく売れます。
だからこのコインのジョージ6世は好きです(笑)
冗談はさておき、この個体を見ていきましょう。
まずはこのコインにありがちなのですが、、、
スラブ内劣化が激しいコインの出品をよく見かけます。
というか、スラブ内劣化していない個体の方が少ないです。
このコインの品位の特性上=銀に組み合わされた金属の特性上、それは仕方のない事なのですが、
スラブに入っていても、どうしても化学変化を起こしてしまいます。
なので、このコインの「スラブ内劣化の無い」「プルーフ物」などは非常に高値です。
高鑑定品ですと相場で軽く10万円を超えてきます。(2024年5月現在)
この個体はMSでこそありますが、そのスラブ内劣化が非常に少ない方に分類できます。
「いや、これMS判定じゃなくプルーフ物(PR/PF)でしょ?」
と感じるぐらいの輝きが保たれています。
ここ、第一の美点です。
そして単純にコインの貫禄ですね。
大きめの直径で存在感があります。
厚みもあるので、手に持っての重量感も楽しめます。
「アンテークコインらしい何か」をシッカリと持っている一枚です。
歴史の重みが詰まっている事が明確に分かるコインです。
そして、やはり「単年度発行」ですね。
ジョージ6世の戴冠を記念して発行された銀貨なので、この年以外でこのコインは発行されていません。
さらには、このコインはイギリス史上最後の「クラウン銀貨」です。
額面が「クラウンの銀貨」はこの年を最後に発行されていません。
イギリスのコインがお好きな方、ヨーロッパのコインがお好きな方、、、
いえ、アンティークコインがお好きな方には見逃せないポイントがテンコ盛り状態です。
なのでこのコインは過去を振り返っても相場は上昇しかしていません。
今回は「状態が綺麗」なので、プルーフでは無い方のMS62をあえて選んで仕入れてみました。
この辺になるとお小遣い程度でお気軽に購入することが「まだ可能」だからです。
気軽にアンティークコインを楽しんでみたい、と言う初心者の方にも最適ですし、
上級者の方でも、この個体の状態を見ていただければ存在意義が分かるかと思います。
あ、書き忘れました。
裏面(正しくは表面)の彫刻の繊細さも凄いですよね。
イギリスのアンティークコインの真髄ここにあり!と言う迫力と、説得力と、美しさのあるコインです。
画像でそれが伝わっていルト良いのですが・・・
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