双方正常再生可能。
世田谷パブリックシアターに三本の橋掛かりをそなえた能舞台が出現。
芸術監督・野村萬斎企画『狂言劇場』の第一弾として、狂言の持つ現代性・演劇性を前面に打ち出した「三番叟」「鎌腹」「川上」の三作品と、音楽的魅力を存分に味わえる「能楽囃子」を上演した必見の舞台です。
[世田谷パブリックシアター]
芸術監督野村萬斎プロデュース
「狂言劇場」その壱/野村万作+野村萬斎
COBB-5348 \6,001(税込み)
2005.03.16 Release
2004年/ドルビーステレオ/16:9LB/約120分
製作・著作:世田谷パブリックシアター
発売元:WOWOW
◯収録内容
狂言劇場
「三番叟」Sambaso
「翁」という儀礼曲の中で、狂言方の勤める役が三番叟である。古風な様式を留める神聖な曲で、日本芸能の神髄とも言うべき究極の舞。野村家の三番叟には洗練された鮮やかな切れ味がある。舞踏・ダンスにも通じる宇宙的な世界観を持ったこの曲を、野村萬斎が舞う。必見である。
三番叟:野村萬斎 千歳:深田博治
笛:一噌隆之 小鼓頭取:大倉源次郎 脇鼓:古賀裕己
脇鼓:吉阪一郎 大鼓:亀井広忠
後見:野村良乍 竹山悠樹
地謡:野村万之介 月崎晴夫 破石晋照 時田光洋
「鎌腹」Kamabara
怠け者の太郎が妻へのあてつけに自分の腹を切って死のうとする、その一部始終をシテが独演する。妻も仲裁人も見ていないところで一人、何度も腹を切り損なう太郎。まるでベケットの戯曲を思わせる無目的な行為の繰り返しが、人間の愚かしさを際立たせる。古典狂言としては特異な、不条理さを感じさせる作品である。
太郎:野村萬斎 妻:高野和憲 仲裁人:野村万之介
後見:月崎晴夫
「能楽囃子」Nohgaku-Bayashi
能楽の様々な囃子のエッセンスを特別に組み合わせて演奏。演奏者の息遣い・掛け声によって生まれる自在な間の伸縮、躍動感。能楽囃子の音楽としての魅力が存分に楽しめる。
笛:一噌隆之 小鼓:鵜澤洋太郎 大鼓:亀井広忠 太鼓:小寺真佐人
「川上」Kawakami
吉野の里に住む盲目の夫は、川上の地蔵に参籠した甲斐があって目が開くが、地蔵のお告げには「連れ添う妻は悪縁ゆえ離別せよ」という条件があった…。人間と運命の対峙を鮮やかに描く、狂言の異色の名作。四十分弱の作品ながら、長編の演劇に匹敵するほどの緊密感に満ちたドラマ性があり、かつて日本の戯曲のベスト3に挙げられたこともある。狂言界の至宝・野村万作の叙情に満ちた演技が堪能できる。
盲目の夫:野村万作 妻:石田幸雄
後見:月崎晴夫
まちがいの狂言
「そこにいる人間」を讃える舞台「一人二役、二人二役、二人一役」
「まちがいの狂言」 は、2002年8月、 世田谷パブリックシアター芸術監督に就任した野村高演出による。 就任記念公演です。
シェイクスピアの「まちがいの喜劇」に題材をとり、狂言の技術を駆使して、遊び心いっぱいに祝祭空間を繰り広げた「まちがいの狂言」は、野村萬斎の英国留学で得た成果の、まさに集大成ともいえる作品です。 狂言の持つ声の中で演者が発するさまざまな音」、身体の動き、型、仮面を駆使した狂言ならでは の双子の演じ分け。前年、ロンドンのシェイクスピアのグローブ座公演でも、大絶賛を博しました。 今回の公演も、円熟味あふれる演技が魅力の野村万作を筆頭に、野村万之介、 、 石田幸雄「万作 の会」 一門が出演。舞台は室町時代の瀬戸内海にある小国 黒草の国。 幼い頃に生き別れてしまっ た双子の息子たちを再会させたいと、白草の国の人、直介が国の黒の国に上陸するところから 物語が始まります。
息子と従者、ややこしいふたの双子の取り違えに巻き込まれた人々の騒動を、息のあったアンサンブル」 で、どこかユーモラスな魅力に富んだ「人間劇」として描きます。
その時を生きる人々の喜怒哀楽を、現在に豊かに描き出す狂言の魅力を、どうぞ存分に味わってください。
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