ガリシアを代表するグループ、「ベログエト」のメンバーでもあったシャビエル・ディアスの3枚目となるソロ名義アルバムです。「ザ・タンブリン・マン」というタイトル通り、パンデイレタ(ガリシア独特のフレームドラム)を敲きながら歌う彼の声は伸びやかでまろやか、優しさが溢れています。「Nova Galega de Danza Company(新ガリシア舞踊団)」の一員としてがっつりと伝統を学んだディアスだけに、収録12曲の内の11曲を占めるガリシアのトラディショナルの解釈は見事です。きっちり基本を踏まえてはいますが、古くささや単調さは微塵も感じられません。