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池波正太郎ならではの珠玉のエッセイ集(カラー版)2篇: ①「剣客商売 庖丁ごよみ」(新潮文庫)、②「池波正太郎の春夏秋冬」(文春文庫)です。状態は、全般にかなり良好です。送料はクリックポストで185円です(※厚さ2cm以下の文庫本は4冊まで同梱が可能です) 。
★内容:
①「剣客商売 庖丁ごよみ」: 著者自身の企画になる最後の本――作家が毎月楽しんで食材を選び、その食材に熟達のペンと絵筆をふるう。それを受けたお気に入りの料理人・近藤文夫が、旬の献立をたて、作家の前に並べてみせたのは、「剣客商売」シリーズで老剣客・小兵衛が舌鼓を打っていた、四季折々の江戸の味の数々。根深汁、柚子切り蕎麦、軍鶏鍋・・・・・・見て読んで、実際に作っても楽しめる、池波正太郎・食の世界を味わいつくす一冊。料理の写真はオールカラー。
②「池波正太郎の春夏秋冬」: 画文にこめた映画の楽しみ、心許す友と語る小説作法や芸談。往時を懐しみ、老いにゆれる心をみつめる。人生の達人の四季を味わう。 六十を過ぎると、あらゆる拘束が、あまり気にならなくなる。心象の風景は、しだいに自在な軽みを帯びてきたのだ──。往時を懐かしみ、老いにゆれる心を見つめる晩年の随筆の数々。自筆の年賀状と夫人の談話を特別収録。画文の絵、年賀状ともオールカラー。
★著者、池波正太郎は1923年、東京・浅草生まれ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。1943年に召集され、横須賀等での軍務を経て鳥取・米子で終戦を迎えるが、この時期から余暇に俳句や短歌を作ることに熱中した。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所での勤務を続けながら、長谷川伸の門下に入り新国劇の脚本を書いて演出の腕も磨く。新国劇との関係を深めながら1954年、「厨房にて」などの小説を発表。1956年の「恩田木工(真田騒動)」が直木賞候補となり、1960年に「錯乱」で同賞受賞。その後、歴史小説や江戸の市井に題材を採った時代小説作品を数多く手掛ける。1967年の「浅草御厩河岸」(後の代表作「鬼平犯科帳」の第一作)が読者から高い評価を受け連載開始となる。1977年、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」を中心とした作家活動によって吉川英治文学賞。1988年には「大衆文学の真髄である新しいヒーローを創出し、現代の男の生き方を時代小説の中に活写、読者の圧倒的支持を得た」として菊池寛賞受賞。小説、エッセイ多数。美食家・映画評論家としても著名。1990年、3大シリーズが人気絶頂のさなか、急性白血病で逝去(享年67)。
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