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■■『図録』・・・■■ ■■『柴田コレクション・Ⅱ』・・・■■ ― ”柴田コレクション・2 ”― ●●『資料編』・・・●● ―”SHIBATA COLLECTION Part.2”― **”(VOLUME 2:STUDIES AND INFORMATION)”** ―”佐賀県立・九州陶磁文化館”― ◆写真撮影・前隈邦彦。 ◆表紙デザイン・朝重利文。 ◆和文英訳・尾形英隆。 ■会期=平成3(1991)年9月7日~10月13日。 ■発行=佐賀県立九州陶磁文化館。 ■印刷=三光印刷・株式会社。 ■サイズ=24×25cm。 ■状態=美品。 ●表紙に・多少の・スレ・ヤケが有ります。 ●本誌内に・多少の・ヤケが見えますが ●大きなダメージは・無く ●年代的には・良い状態に思います。 ◆◆注意・・・◆◆ ★発行日より・経年を経て下ります。 コンディションに係らず・古書で有る事を 充分に御理解の上・御入札下さい。 ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!! ●全・142頁・カラー・上質紙・・・!! ●裏面図版・810件・1543点・・・!! ●参考に・・・● ★『柴田コレクション・Ⅱ』・は・「図版編」・と・ 「資料編」・の2冊の構成で・この出品は・「資料 編」・の1冊です。 ★この・「資料編」・は・裏側面・(裏面)・のみの 図録と・解説です。 ★この図録には・裏面側・(底部・高台・裏銘)・の みで・表面側・(見込み・他)・の掲載は有りませ んので・注意下さい。 ●出品リスト頁に・・・!! ◆番号/作品名・(英文)/年代/口径/高さ/底 径/産地/成形/稜数/口縁/ハリ数。 ●蒐集・資料などの参考に・おすすめです・!! ●探されていた方は・この機会に・・・!! ●この・出品・(図録)・の・表側写真は、同日・出品 終了の・「図版編」・を・(参考に)・御覧下さい!! ●以下・詳細をご覧ください・・・!! ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。 ◆掲載案内は・抜粋して下ります。 ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。 ●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と・致します。 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ ■■『図版編からの・あいさつ・より抜粋』・・・■■ **”佐賀県立・九州陶磁文化館館長”** ★平成2年に、柴田明彦・祐子氏ご夫妻から寄贈いただ きました、コレクションのパート・Ⅱ・展を開催いた します。 昨年9月に開かれたパート・Ⅰ・展は、五寸皿や、変 形皿を、中心として、有田磁器の変遷と多様さが示さ れ、多くの方々に感銘を与えました。 その後、柴田氏ご夫妻は・パート・Ⅱ・展へ向けて新 たに作品を、追加寄贈されました。 したがってパート・Ⅱ・展の出品展数は・パートⅠ・ の・471件・1343点をはるかに越える・819 件・1543点となりました。 パート・Ⅱ・展は、七寸皿を中心とした様式の変遷と ・壺や鉢・香炉・小皿など多種多様な有田磁器の紹介 が軸となっております。 質の高い豊富な作品群は、一度の展示では余り有るも のでありますが、江戸時代の有田磁器を充分に堪能し ていただけるものと思います。 改めて柴田夫妻に深甚の謝意を表します。 ■■『本文』・・・■■ ●Fig.1・・・● ―”17世紀中葉の皿類の裏面構成例”― **”(5図 )”** ◆タイプ Ⅰ。 ◆タイプ Ⅱ。 ◆タイプ Ⅲ。 ◆タイプ Ⅳ。 ◆タイプ Ⅴ。 ●Fig.2・・・● ―”17世紀中葉の中皿断面図例”―。 **”(12図 )”** ◆鍔状折縁皿。 ◆曲面折縁皿。 ◆丸皿・(厚手)。 ◆端反皿。 ◆折縁皿。 ◆広幅折縁皿。 ◆十六輪花型打皿。 ◆隅入捻花型打皿。 ◆稜花型打皿。 ◆S字捻花型打皿。 ◆口縁陽刻型打皿。 ◆口縁陽刻稜花型打皿。 ●Fig.3・・・● ―”17世紀中葉の皿の裏文様と窓絵文様例”― **”(19図 )”** ●Fig.4・・・● ―”17世紀中葉までの縁文様例”― **”(12図 )”** ◆渦文。 ◆櫛歯文。 ◆四方襷文。 ◆波頭文。 ◆蓮弁文。 ◆如意頭繋文。 ◆七宝文。 ◆木目文。 ◆唐草文。 ◆唐草文。 ◆唐草文。 ◆如意頭文。 ●Fig.5・・・● ―”17世紀中葉皿類の銘款例”― **”(24図 )”** ●Fig.6・・・● ―”17世紀中葉の四方襷文と七宝文:文様枠例”― **”(24図 )”** ―”窯ノ辻窯製品にみる文様要素の例”― **”皿の見込み部分・年代は、1630~40年代”** **”(25図 )”** ★菊・牡丹・梅・竹・柳・藤・銀杏・唐草・蓮・野 菜・鷺・鶴・鶏・雁・兎・龍・獅子・蝶・人物・ 宝・如意・十字花文・丸文・幾何文・流水。 ■■『出品リストの凡例』・・・■■ ★作品の名称・寸法の測り方・技法名の表示等について は・原則として、パートⅠの図録に従っている。 しかし・作品の名称のうち・特に文様の命名法は・パ ートⅠでは明確な規定をしなかったので今回は、一定 の基準を設けた。 また・パートⅠで備考欄に記した成形技法・輪花の稜 数・口縁部の装飾・ハリを支え跡の数については、リ ストに個々の欄を設けて表記した。 それ以外の注記は・備考欄に表示している。 ●1・名称について・・・● ★名称は種類と文様と器形からなる。 この三つの組み合わせによって・出来る限り名称の なかに個体差を表現するように努めた。 柴田コレクションは数が多いため・名称の個別化は 意義的に行わないと・同じ名称が数多く出現するこ とになる。 名称が本来の個別化という役目を果たさなくなり・ 形骸化してくる。 従来の慣例的な命名法によれば・「染付花鳥文皿」 ・は数十個も現れ・実際の作品がもつ個性が名称に 反映されないのである。 作品の個性化については・数多く情報の名称を中に 盛り込むと・容易に目的は達成される。 しかし名称が長くなり・読みにくくまた馴染みにく い。 慣例的な表現もある程度は尊重すべきである。 こうした点を考慮しながら・出品点数819件につ いて名称をつけた。 ◆①・種類。 ★種類はパートⅠと同じく・染付・白磁・青磁・ 色絵・錆釉・瑠璃釉を基本としている。 色絵は染付や白磁に上絵付がなされたものであ るが・青磁釉や錆釉・瑠璃釉の上に上絵付がな されたものは・青磁色絵・錆釉色絵・瑠璃釉色 絵と表示した。 錆釉や瑠璃釉は・青磁のように・「釉」・を除 外して表示することもできるが・パートⅠでは 釉をつけて表示したため、今回もそれに従った。 種類の異なる釉薬の組み合わせは・面積の多い 方を先に表した・(例・No.192・錆瑠璃 釉・曲線文皿)。 釉の種類が多い場合は・名称が長くなるため・ 「釉」・を省略している・(例・No.83・ 錆瑠璃青磁・草文瓶)。 染付と色釉の組み合わせの場合も・主体となる ものを先に表示した・(例・No.90・染付 瑠璃釉・蔓草文・瓢形瓶/No.724・瑠璃 釉染付・天女・牛人物文・花形鉢)。 ◆②・文様。 ★(省略・・・)。 ◆③・器形。 ★(省略・・・)。 ●2・その他・・・● ◆①・成形技法。 ★(省略・・・)。 ◆②・輪花稜数。 ★(省略・・・)。 ◆③・口縁部の装飾。 ★(省略・・・)。 ◆④・ハリ支え跡の数。 ★(省略・・・)。 ◆⑤・絵付技法。 ★(省略・・・)。 ■■『図版』・・・■■ **”(資料編・「裏面」・819点より抜粋致します)”** ◆1・染付・吹墨鷺文皿。 ・1630~40年。 ◆2・染付・吹墨月兎文皿。 ・1630~40年。 ◆7・染付・山水・渦文皿。 ・1630~40年。 ◆8・染付・山水独釣文皿。 ・1630~40年。 ◆9・染付・山水独・七宝繋文皿。 ・1630~40年。 ◆10・染付・山水独・唐草文皿。 ・1630~40年。 ◆15・染付・牡丹花・窓絵半菊文皿。 ・1630~40年。 ◆16・染付・鳳凰文皿。 ・1630~40年。 ◆21・染付・水辺・蕉葉文皿。 ・1630~50年。 ◆32・染付・梅鳥・唐草四方襷文皿。 ・1640~50年代。 ◆33・染付・窓絵松竹梅石畳・四方襷文皿。 ・1640~50年代。 ◆38・染付・菱割柘榴四方襷文・隅入三方皿。 ・1640~50年代。 ◆45・色絵・片身椿鳥七宝繋文・違菱形皿。 ・1640~50年代。 ◆47・染付・片身柘榴四方襷文・瓢形皿。 ・1640~50年代。 ◆53・色絵・花蝶・四方七宝繋文・輪花皿。 ・1640~50年代。 ◆62・染付・芙蓉手・岩花鳥文皿。 ・1640~60年代。 ◆63・染付・芙蓉手・蓮葉文皿・輪花皿 ・1650~60年代。 ◆64・染付・海老文皿。 ・1640~50年代。 ◆65・染付・色紙重兎四方襷文皿。 ・1650~60年代。 ◆69・染付・沢瀉・線彫唐草文皿。 ・1640~50年代。 ◆79・染付・松梅文瓶。 ・1630~40年代。 ◆80・染付・松梅・四方襷文・筒形碗。 ・1610~30年代。 ◆82・染付・福字・縞文・肩衝瓶。 ・1620~40年代。 ◆83・錆瑠璃青磁・草文瓶。 ・1630~50年代。 ◆85・染付・岩椿鳥・七宝繋文壺。 ・1650年代。 ◆87・染付・牡丹・如意頭繋文・水注。 ・1650~60年代。 ◆88・染付・捻割草花毘沙門亀甲文・瓢形瓶。 ・1650~60年代。 ◆89・染付・孔雀菊・蕉葉文・肩衝瓶。 ・1650~60年代。 ◆90・染付・瑠璃釉・蔓草文・瓢形瓶。 ・1640~60年代。 ◆97・染付・山水・陽刻唐草文・角小皿。 ・1650年代。 ◆100・白磁・陽刻葉重文・葉形小皿。 ・1650~60年代。 ◆101・染付・双方波兎文皿。 ・1640~60年代。 ◆102・染付・樹鳥唐草文皿。 ・1650~60年代。 ◆105・染付・芥子文皿。 ・1650~60年代。 ◆106・染付・栗文皿。 ・1650~60年代。 ◆107・染付・芋葉文皿。 ・1650~60年代。 ◆111・染付・虎筍文・捻輪花皿。 ・1650~60年代。 ◆113・染付・向鷺浮雲文皿。 ・1650~60年代。 ◆114・染付・流水蝶薄文・輪花皿。 ・1650~60年代。 ◆121・色絵・割雲鶴松竹梅文皿。 ・1655~60年代。 ◆123・色絵・色紙山水・唐花格子文皿。 ・1650~60年代。 ◆134・色絵・波兎・麻葉文・隅入長皿。 ・1650~60年代。 ◆137・瑠璃釉色絵・富士山雲文・四足角皿。 ・1650~60年代。 ◆139・色絵・菊撫子桔梗文・三足香炉。 ・1660~70年代。 ◆140・色絵・窓絵唐花・七宝繋文・茶入。 ・1650~60年代。 ◆144・色絵・雲龍文・猪口。 ・1660~70年代。 ◆158・染付・梅盆栽・窓絵草花文皿。 ・1650~60年代。 ◆164・染付・草紙重・窓文皿。 ・1655~70年代。 ◆205・染付・傘持唐人・字文皿。 ・1650~60年代。 ◆208・染付・葦雁・牡丹唐草文・輪花長皿 。 ・1650~70年代。 ◆223・染付・兎草文皿。 ・1650~80年代。 ◆232・染付・三星文皿。 ・1660~80年代。 ◆233・染付・輪繋文皿。 ・1660~70年代。 ◆236・染付・色紙富士山文皿。 ・1660~90年代。 ◆238・染付・分銅窓絵桐丸文皿。 ・1660~80年代。 ◆243・染付・窓絵水仙・牡丹唐草文皿。 ・1660~80年代。 ◆245・染付・月薄桔梗文皿。 ・1660~80年代。 ◆250・染付・窓絵貝藻・紅葉流水文皿。 ・1660~80年代。 ◆256・染付・岩牡丹双鳥文皿。 ・1660~80年代。 ◆259・染付・色紙梅・鳳凰牡唐草文皿。 ・1660~80年代。 ◆262・染付・岩牡丹・陽刻龍宝珠文皿。 ・1650~70年代。 ◆263・染付・岩牡丹・陽刻龍宝珠文皿。 ・1660~80年代。 ◆266・染付・桔梗花重・陽刻雲文・輪花皿。 ・1660~70年代。 ◆274・染付・芭蕉雲七宝繋文皿。 ・1660~80年代。 ◆275・染付・岩芭蕉文・輪花皿。 ・1660~70年代。 ◆286・染付・鹿紅葉文皿。 ・1660~70年代。 ◆298・染付・双鶴沢瀉文皿。 ・1660~80年代。 ◆306・染付・岩鷺・縞文皿。 ・1660~70年代。 ◆307・染付・大根文皿。 ・1670~80年代。 ◆319・染付・唐人・菊唐草文・水注。 ・1660~80年代。 ◆318・染付・山鹿若松・紅葉詰文瓶。 ・1660~70年代。 ◆325・染付・楼閣山水・桜花文・肩衝瓶。 ・1660~70年代。 ◆329・染付・桔梗・菖蒲文瓶。 ・1655~70年代。 ◆330・染付・芭蕉唐人物・瓢形瓶。 ・1660~80年代。 ◆331・染付・岩牡丹・箆彫捻文・柑子口瓶。 ・1660~80年代。 ◆341・染付・岩芭蕉・牡丹唐草文皿。 ・1670~80年代。 ◆342・染付・草花・牡丹唐草文皿。 ・1670~80年代。 ◆343・染付・柴垣芭蕉・牡丹唐草文皿。 ・1670~90年代。 ◆344・染付・唐草唐花文皿。 ・1670~90年代。 ◆345・染付・桔梗唐花文皿。 ・1670~80年代。 ◆457・染付・五弁花・唐草文・隅入角皿。 ・1680~90年代。 ◆466・染付・鳳凰・牡丹唐草文・輪花皿。 ・1680~1710年代。 ◆506・染付・菊唐草文瓶。 ・1680~1710年代。 ◆507・(中略)・~ ◆819・色絵三方唐花・丸青海波文蓋付碗。 ・1750~90年代。 ■■『論考』・・・■■ ●●『17世紀中葉の有田磁器』・・・●● **”柴田明彦”** ●まえがき● ★1647年まで低迷していた有田磁器産業が・166 0年代に内外に市場を獲得し・世界産業に成長したこ とは大変興味深い。 世界磁器市場を席捲していた中国磁器の生産は・明末 清初の混乱で激減していたとはいえ中国南方や・朝鮮 半島には磁器が存在していた。 有田磁器が内外市場で受け入れられた理由は中国磁器 に近い品質と適正な価格をもち・市場が要求する量を 供給できる体制が・17世紀中葉までに整っていたか らに他ならない。 この成長の背景には・1648年前後の質的技術革新 による・品質の改善と、国内市場の確立と1659年 前後の量的技術革新による新製品増産とコストダウン による輸出市場の確立があった。 本論考では・この17世紀中葉の2つの技術革新前後 の全体像を要約し・後半に今まで解明の遅れていた質 的技術革新について考察を行ないたい。 ●Ⅰ・17世紀中葉の有田磁器概説● ◆1・技術導入前の有田磁器・1610年代~16 47年。 ★有田磁器は1610年代に・耐火度のの低い泉 山石を原料に・朝鮮人陶工のいた有田西部の唐 津陶器窯で焼成された。 先発の輸入中国磁器の絵を写した最初期の器形 は唐津陶器に近く・李朝磁器と同じ砂目積跡が 残るのは・このためである。 唐津陶器の胎土目積と砂目積の新旧関係・砂目 陶器溝縁皿と砂目積磁器皿・(文献―7図)・ の焼成窯の分布と1637年の窯場整理統合と の関の解明は大橋康二氏によるものである。 この考古学上の発見は・古文書や残留地磁器測 定法による磁器の始まりの曖昧さを払拭し・磁 器焼成の原点を明らかにしたもので・高く評価 されなければならない。 1637年までの有田磁器の製品は・窯場整理 統合時に閉窯された11の窯場の発掘陶片によ り明らかである。 中皿では・初期の代表的器形である鍔状折縁皿 ・(Fig.2・①)・が多くみられ・口縁部 には・櫛葉文・渦文・四み方襷文など・(Fi g.4・①~⑥)・の装飾が行われ・例外的な ものを除き裏面には銘款はみられず・圏線のみ が口縁や腰部に引かれている例・(図7)・が みられる。 1638年以降の中皿では鍔状縁皿に加え・口 縁に四方襷文・(図18・20)・や口紅のあ る丸皿・(図23)・などが40年代に現れる。 40年代中葉には曲面折縁皿・(図23)・が みられるようになる。 40年代の中皿の特徴は・四方襷文・(Fig .6)・が縁文様や地文に多用されること・裏 文様と高台内の銘款が普及することである。 雲割線内に四方襷文を描く雲割四方襷文・(図 19・20・24・25・26)・は40年代 後半から50年頃までの特徴的な文様である。 裏文様は、宝文・木の葉文・(Fig.3・① ・②)・など古染付の影響によるものと松葉文 ・((Fig.3・④)・などがみられる。 中皿には年号を記した銘款などがみられる。 銘款をI・文様をD・圏線をL・高台を/と表 すと40年代の皿は内側よりI・/DLと並ぶ 裏面構成となる。 ・(以下略・・・・・)。 ◆2・質的技術革新と第2世代の色絵。 ◆3・技術革新の波及と1650年代の有田磁器。 ◆4・海外市場進出と量的技術革新。 ◆5・1660年代~1670年代の有田磁器。 ●Ⅱ・質的技術革新前後の有田磁器● ◆1・17世紀中葉の窯場と発掘陶片。 ◆2・技術導入による第2世代色絵の特徴。 ◆3・技術導入時の他窯の製品。 ◆4・1650年代の染付中皿。 ●むすび● ●主な参考文献リスト。 ●●『肥前磁器の変遷』・・・●● ― 文様を中心として ― **”大橋康二”** ★肥前磁器は・江戸初期に日本で最初の磁器として生ま れたが・その後江戸時代を通じてわが国最大の磁器生 産地として・様々な意匠の磁器を作り出した。 消費地では伊万里焼の名で親しまれてきたが生産の中 心は有田であり・江戸時代には・「有田皿山」・の名 で・鍋島藩によって管理された。 柴田コレクションは・この有田皿山焼かれた高級磁器 であり・有田がいかに多彩な文様を生み出したかを教 えてくれる。 柴田コレクション展・パート1・では・装飾・成形技 法と器形を中心に肥前磁器の変遷を比較したので・今 回は文様に重点を置いてのその移り変わりをみてみた い。 ◆Ⅰ・1610~1630年代・(元和~寛永)◆ ★有田辺りでの磁器の創始は1610年代ごろと推 測される。 以後・寛永14年・(1637)・の鍋島藩によ る窯場の整理・統合事件までが有田磁器の草創期 であり・唐津陶器を一緒に焼いた窯が多かった。 というより・有田でも陶器生産の方が早く・そう した陶器窯の中で磁器焼造に成功し・量産体制を 整えてゆくのである。 この磁器の技術は・豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に連 れ帰られた朝鮮陶工がもたらしたものである。 よって成形や窯詰め技法には朝鮮の王朝時代の技 術に似通った部分が多い。 ところが16世紀の朝鮮では白磁が主であるため ・染付中心に生産した有田磁器の染付文様をすべ て朝鮮王朝の磁器と比較して来源を考えることは 困難である。 しかしこの時期の有田の染付文様には・中国や日 本の文様とも違う雰囲気をもつものがみられるの で・朝鮮との関係を究明することも今後の課題と して残る。 ★この時代の文様は、松・(図79・80)・竹・ 梅・(図79・80)・松竹梅を一緒に描いたも の・菊花・ブドウ・花唐草・花卉・草花・藤・銀 杏・捻花など植物文様が多い。 写実的なものではないものが多く・何の植物を描 こうとしたのかよく判らないものも多い。 動物文様には・蝶・鳥・海老・騎牛笛吹童子・中 国か朝鮮かの人物・獅子・雨龍・海獣・などがあ る。 器物文様としては簡単な家屋や楼閣・船・短冊・ 閉じたものと開いた扇子・扇面・八宝などがある。 自然を表した文様は・山水文と一口にいうが・そ の内容は前述の人物や船・家屋・楼閣に・樹木や 山・土坡・波・雲などを加えて様々な意匠に仕立 てている。 口縁部や見込周辺に描く文様には幾何学的文様が 多い。 これは主に中国磁器を手本としたためと思われる。 渦文・雷文・四方襷文・(図80)・連弧文・鋸 歯文・格子目文・七宝繋文・蓮弁繋文・(図82 )・放射状文・円圏文などがあり・また同じよう に副次的な文様として・如意頭文・日足文などが ある。 このほか・「福寿」・「寿福」・など・寿を組み 合わせたり・あるいは・「福」・を単独で文様と して描き込んだもの・(図82)・が多い。 両者とも16世紀末~17世紀前半の中国・景徳 鎮磁器にみられる。 「倣筆意」・の文字を入れたものも天神森窯・( 有田町)・で多くみられる。 「長命冨貴」・も天神森窯や小溝窯・(有田町) ・窯ノ辻窯・(山内町)・でみられるが・これも 明末の中国磁器の影響。 猿川窯にみられる・「高麗山」・の文字は朝鮮の 陶工の存在を追証する。 「天下一」・を染付したものが・山辺田窯・(有 田町)・などでみられるが・この3文字は室町時 代の中ごろから起こり・とくに織田信長以来名工 に与えられた名誉称号を意味する和語であり・明 末の呉須赤絵皿の見込に書いた例がいくつか知ら れている。 これは中国の窯で日本向けに作られたものとみら れているのであるが・日本の窯でも楽宗慶の・「 三彩獅子香炉・(梅沢記念館蔵)」・の腹に・「 (略)・天下一宗慶・花押・文禄四年・(159 5)・9月吉日 」・の彫銘がある。 こうしたももの影響で・「天下一」・銘を染付し たものが有田磁器の初期に作られたのであろう。 皿の外側面に施す文様を普通・裏文様と呼ぶが・ この時期の皿にはほとんど裏文様を入れない。 高台内に施す底裏銘も・この時期では天神森窯に 二重方形枠内に・「福」・字とみられる文字を入 れた時期がある。 ◆Ⅱ・1630~1640年代・(寛永~慶安)◆ ★1637年の事件以降・有田の窯業圏は確立し・ 磁器中心の生産体制が固まった。 有田皿山からの税が1641年から1648年の 8年間で約35倍に急増したが・1640年代に おける有田皿山の激動の背景には、中国の明末・ 清初の内乱による中国磁器輸出の激減があった。 また・1647年には有田皿屋代官が置かれた。 ★この時期になると文様の種類はかなり増加する。 植物文様は菊花・(図3)・牡丹花・(図15) ・牡丹・(図4)・松・竹・梅・柳・(図11) ・藤・ブドウ・瓢箪・瓜・唐草・(図5)・銀杏 ・柘榴・桐・桜・椿・蓮・葦・すすき・蘭・野菜 ・花卉・草花・図14)・棕櫚・樹木・水草・抱 茗荷・芭蕉などがあり・とくに柳が単独、もしく は山水文の中に描き込まれることが急に多くなる ・(図7)。 これらの種類も菊・牡丹・松・竹・梅・唐草・藤 ・銀杏・蓮・草花にはさらに表現の仕方で多彩な 内容をもつ。 例えば、菊花は図15の内側面の窓絵の中に半分 のぞいた状態の菊花を表わしている。 動物文様には、鷺・(図1)・鶴・鳳凰・(図1 6)・鶯・雀・鶏・雁・種類不明の鳥・兎・(図 2)・雨龍・獅子・麒麟・鹿・海老・魚・貝・( 図42)・蝶・人物などがある。 この時期に鷺が多いのが・特色として指摘でき・ 中国磁器に多い龍は雨龍がある位で少ないし・麒 麟や獅子・鳳凰などの瑞獣も中国磁器に比べて少 ない。 それでも前代の窯に比べれば・鳳凰や獅子雨龍が 少しづつ描かれるようになる。 ★略・・・・・。 ★幾何学文様としては・七宝・(図9)・紗綾形・ (図3)・四方襷・(図3)・櫛歯・(図4・6 )・渦・(図7・12)・列点・(図1)・亀甲 ・雷・波涛・網目・蓮弁繋・青海波・雲気・円圏 ・波線などの種類は増える。 このほか、福・寿や・福寿・長命富貴・宝のよう に吉祥文字や・「大明成」・のように中国の国・ 年号に因む文字を入れたものがある。 「大明成」・は・「大明成化年製」・の2行6字 銘の右半分を割ったものである。 高台内に・「大明」・(図15)・「大明成化年 製」・「大明成」・といった中国の磁器が用いた 国・年号に倣った銘が染付されるのはこの時期か らである。 「大明成」・や・「小明」・は、それをアレンジ したもの。 底裏銘としては他に、「吉」・「福」・(図94 )・や・「天下太平」・などの吉祥句を入れたも のがある。 ★珍しいものとしては・「三官」・「五官」・のよ うに中国人が通称を染付したものや印章を見込み 中央に押捺した文様がある。 また日足文や流水文などもある。 皿の内面には・図12・15などのように区画あ るいは窓絵を描くものが多い。 その種類も多いが窓絵の場合・蓮華形・(図10 )・格座間形・(図15)・が多い。 区各間には図15のように原形不明の文様を描い たものが多いが・七宝・網目・青海波などの幾何 学地文を描き込んだ例も目立つ。 こうした手法も中国・明末磁器の影響であること は間違いあるまい。 **”(以下・詳細文は・省略)”** ◆Ⅲ・1640~1650年代(正保~承応)◆ ◆Ⅳ・1650~1660年代(承応~寛文)◆ ◆Ⅴ・1655~1680年代(明暦~貞享)◆ ◆Ⅵ・1670~1700年代(延宝~元禄)◆ ◆Ⅶ・1690~1750年代(元禄~宝暦)◆ ◆Ⅷ・1750~1790年代(宝暦~寛政)◆ ◆まとめ◆ ■■『出品リスト』・・・■■ ★図版番号・作品名・(英文)・年代・口径・高さ・底 径・産地・成形・稜数・口縁・ハリ数。 ▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲ ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● ■入力のミスはご容赦下さい。 ■他の出品も・是非・御覧下さい。 ■■入札案内・・・■■ ●状態はすべて点検済ですが ●見落し等が無いとは言えません。 ●見解の相違も御座います。 ●御了承御理解の上・御入札下さい。 |
■■支払詳細■■ ●かんたん決済。 |
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