未開封新品
エソテリック
SACDハイブリッド盤 3枚組
廃盤
モーツァルト:
交響曲集
・交響曲 第25番 ト短調 K. 183
・交響曲 第29番 イ長調 K. 201
・交響曲 第31番 ニ長調 K. 297《パリ》
・交響曲 第35番 ニ長調 K. 385《ハフナー》
・交響曲 第36番 ハ長調 K. 425《リンツ》
・交響曲 第38番 ニ長調 K. 504《プラハ》
・交響曲 第39番 変ホ長調 K. 543
・交響曲 第40番 ト短調 K. 550
・交響曲 第41番 ハ長調 K. 551《ジュピター》
カール・ベーム指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
★美麗豪華・紙製デジパック・パッケージ仕様
《ベーム壮年期の名演。ベルリン・フィルの重厚かつ豊潤な響きが作品の本質を描き出す。》
■最高の状態でのSuper Audio CDハイブリッド化が実現 。
デジタル初期からOriginals も含め
何度もCD化されてきた名盤であり、
第40 番・第41 番については2011 年に一度
Super Audio CD シングルレイヤー化され、
そのたびにリフレッシュされてきました。
そして今回改めてオリジナル・マスターをもとに
DSD リマスタリングが施されることで、
さらに鮮明かつ新鮮なサウンドで、
全盛期のベーム+ベルリン・フィルの響きを
味わうことが可能となりました。
ベーム&ベルリン・フィルの最高の成果
生前はウィーン・フィルやベルリン・フィルから神のように崇められ、カラヤンと人気を二分したオーストリアの名指揮者カール・ベーム(1894-1981)。音楽を流麗に磨き上げるカラヤンの派手な音楽作りと比べて、素朴で質実剛健・愚直なまでに音楽に忠実なベームの音楽は、ドイツ・オーストリアのクラシック演奏の本質を伝えるものとして高く評価されていました。特に1960年代まではまさに「ベームの全盛期」とされ、その演奏の圧倒的な燃焼度は、聴く者に大きな感銘を与えてくれました。戦前から録音には積極的だったベームですが、その全盛期の充実を捉えたオーケストラ録音は、1950年代から1960年代にかけてベルリン・フィルと録音した一連のドイツ・グラモフォン盤に集約されているといえるでしょう。ベートーヴェンの「運命」「ミサ・ソレムニス」、ブラームスの交響曲第2番、レーガーのモーツァルト変奏曲などのモノラル録音に続いて着手された、ステレオ録音によるベートーヴェン「英雄」「第7番」とブラームス「第1番」の交響曲3曲、そして1960年代のモーツァルトおよびシューベルトの交響曲全集は、この時代のベームとベルリン・フィルの最高の成果といえる名盤ぞろいです。
ステレオによる初のモーツァルト交響曲全集
この中で、1958年録音のブラームスの交響曲第1番は、2010年に当シリーズでSuper Audio CDハイブリッド化され好評をいただきましたが、今回はベームが1959年から1968年まで9年をかけて収録したモーツァルトの交響曲全集から、後期交響曲9曲がSuper Audio CDハイブリッド化されることになりました。モーツァルトの交響曲全集は、1955年~56年にラインスドルフがロイヤル・フィルとウェストミンスターに全曲録音を成し遂げていましたが、モノラル/ステレオ混交だったラインスドルフ盤に対して、ベーム盤は初の全曲ステレオによる全集となったのでした。指揮棒を持ったベームを捉えたモノクロの写真に、モーツァルトのサインとK番号、そしてドイツ・グラモフォンの黄色い額縁の中に「MOZART・KARL BHM」という文字と曲目を記したシンプルな統一ジャケット・デザインは、当時のモーツァルト・ファンが熱望するLPでもありました。
モーツァルト指揮者ベームの真骨頂
「モーツァルト指揮者」としてのベームの名声はすでにドレスデン国立歌劇場をひきいていた1930年代に確立されており、その後ウィーン国立歌劇場に移ってからは、戦中・戦後の伝説的なモーツァルト・アンサンブルを築き上げています。交響曲の録音もすでにSP時代から手掛けており、ウィーン・フィルとは第25番・35番・41番をEMIに、モノラルLP時代には第36番・38番をデッカに録音し、さらにコンセルトヘボウ管と39番~41番を録音するなど、レコード面でも高く評価されていました。ベームは、19世紀生まれでありながらも、感傷的なロマン主義とは一線を画し、「新即物主義(=ノイエ・ザハリッヒカイト)」とも称された、テンポの恣意的な伸縮のない、拍節感が明確なモーツァルト解釈は、20世紀後半のモーツァルト演奏の本流を体現したものといえるでしょう。第1楽章の序奏や緩徐楽章、メヌエット楽章のトリオでは比較的遅めのテンポを採り、提示部や展開部の繰り返しは基本的に行わない(第40番の第1楽章の提示部のみ繰り返しあり)のも、この時代のモーツァルト演奏様式の特徴といえるでしょう。すでにカラヤン時代に入っていたベルリン・フィルが、ベームの緻密な統御のもと、流麗なカラヤン・サウンドとは異なり、前任者のフルトヴェングラー時代を思わせる蒼古で骨太な響きを取り戻しているのも大きな聴きもの。ベームはこのモーツァルト全集と並行して、「魔笛」全曲(1964年)やシューベルトの交響曲全集(1963~71年)という名盤をベルリン・フィルと残しており、いずれもベームにとって最も体力・気力充実した時期の決然たる音楽作りを刻印しています。
デジタル初期からOriginals も含め
何度もCD化されてきた名盤であり、
第40 番・第41 番については2011 年に一度
Super Audio CD シングルレイヤー化され、
そのたびにリフレッシュされてきました。
そして今回改めてオリジナル・マスターをもとに
DSD リマスタリングが施されることで、
さらに鮮明かつ新鮮なサウンドで、
全盛期のベーム+ベルリン・フィルの響きを
味わうことが可能となりました。
未開封新品。
発送は、レターパックプラス、ゆうパックおてがる便(60サイズ東京発)を予定しています。
土曜、日曜日は発送作業ができませんこと、ご了承ください。