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斉藤雲楽 白釉 菓子鉢 桔梗 雲楽窯 京焼 平安 二代目? 雲楽 清水焼 透し 美品 共箱 黄布 齋藤 雲樂 素釉 茶道具 菓子器 鉢 器
平安 斉藤雲楽の菓子鉢です。“菓子鉢” はこの窯の看板の様なレパートリーで、黄交趾の物 全面に満開の花を散らした物 摺箔の豪華な物…など様々です。茶碗 皿なども多く出されていますが、柄のヴァリエーションの豊かさは 昔から菓子鉢がこの窯の一番ではないかと感じます。
斑らな白釉の地の上に桔梗絵をあしらった 風雅な作品です。風になびく“千草秋草” の風情が先ず素敵ですし、更には その風の涼やかさまでが伝わり 大変に結構な出来だと思います。薄い青緑と茶でモノトナスに草木を淡く描く手法は この窯の代表的な表現のひとつで 、この場合も効果は絶大だと感じます。明るさでは “黄交趾”や“菊花尽”の品には及びませんが、こちらは落ち着いて控え目ながら充分に派手やかで、二律背反の課題をクリアした見事さだと言えましょう。ところどころに花びら型の透かしを入れて華やぎを確保し 京焼らしい技巧も配慮も万全。特に 斜め上から見た場合、内側の絵柄と外側の絵柄が綺麗に繋がって大変にゴージャスです(写真5)。長年の蓄積と言うか…技巧の暢達さに舌を巻きました。
近年の菓子鉢に比べて、若干大きめで深めだと思います。時流としても“その様な時代”だったことを感じます。大きさを逆手に 果物や料理などを盛り付けても素晴らしいでしょうし、深さを利用して下に何かを敷き詰めてもよろしいかと思います。景物や室礼の一品としての応用も結構だろうと考えました。
箱書の文字から ご当代三代目さんではなく 二代目さん時代の作品と考えました。共箱の木色に古色が出ていますので、相応の年代を経ている物で…昭和40年代か更に以前の品かと想像しました(我が家の40年代作の銘々皿が 同じ意匠でした)。内側底に “清水焼” のシールが貼られたままになっています。たぶん未使用に近いものと思われます。
本体 美品です。共箱の古色から見て 半世紀程の時間が経過しているかと考えられます。それも相応の時代色 貫禄と受け取って頂ければ幸いです。
概寸 口径 16.0cm×高台 7.5cm×h 11.3cm
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