○富士フイルム製　フロンティア350/355/370/375の出力機　LP1500/2000SC用　のベルト　323D890008C　です。
　パーツリストの見出し　17（84～85ページ）搬出部（1）の　56番のベルトです。
　経年劣化で必ず痛むパーツの一つです。メーカーには在庫が無いそうです。（完全終了とのこと）

○当該ベルトが劣化して伸びてきますと、ペーパーの残りが少なくなって巻きが小さくなってカールが強くなった際に、
　6番で紙詰まり（振り分け前で紙が止まる）が頻発するようになります。
　紙が新しいと巻きがゆるい（ペーパーがフラット）のでエラーは出にくくなります。
　これは、当該ベルトが上からカールした紙を押さえる力が弱くなり、振り分け部の吸盤（幅の広い２本のベルト）まで紙が搬送されないためです。

○当該品は実機についているオリジナルの物とは製造メーカーが異なります。
　元々はM社のベルトなのですが、当初同じ仕様の物を産業用機械部品を扱う商社から注文したのですが、
　M社の同仕様の物はおそらく金型をフジフイルムが提供していたため作成することが出来ませんでした。
　そこで、競合他社のベルトメーカーN社（フロンティアの乾燥部のベルトはこのメーカーが作っています）に、
　ほぼ同スペック、同用途、同特性の物の作成を依頼完成したものが当該品です。互換品と表記してあるのはこのためです。
　長さは純正品が733mmなのですが、ベルトメーカーの製造機器の都合かと思われますが734mmでの作成になっています。
　このほか、幅と厚みは純正と同寸で、使用用途や伸び率等もほぼ同スペックとなっています。
　複数の仲間の店のF350に当該品を取付け普通に使えていますし、
　その他のお店計60店以上で交換して普通に使用していただいていますので問題ないと思います。
　ただ、張りが少し強いので、弊社にて少し手で伸ばして発送します。
　（N社の仕様書を見ますと1年後に長さが安定するように製造されているようですので最初はキツイはずですが）

○割高かとは思いますが完全な特注品で発注ロットがびっくりするほど大きく、かなりの数販売しないと元が取れません。

○交換は簡単ではありません（難しい部類ではない）が、お店の方でも何とかできるレベルかと思います。
　言うまでもありませんが、ご自分で交換されればかなりの節約になります。
　必要な工具は2番の普通のプラスドライバーのみで、細軸の短い２番のプラスドライバーもあった方がいいと思います。
　ご自分で作業される方には、手順書のコピーをお付けしますので、その旨必ずお申し付けください。

○当該ベルトの交換後は露光部側の高さ調整が必要です。
　メニュー45Aの『プリンター入出力チェック』の『M572振り分け昇降』を『上昇』にして、
　プーリーと振り分け部の幅の広いベルトとの（垂直方向の）隙間を8mm±1.5mmにする必要があります。
　『プリンターメカ微調整』の『上昇』の数値を入力して、隙間が上記寸法になるよう調整してください。
　☆マガジンドア上のパネルのセンサーにコンパクトフラッシュ（CFカード）をテープで貼ると簡単にドアオープンの警報を回避できます。
　高性能な懐中電灯（私は登山用ヘッドランプを使用）が必要です。
　また、8mmの高さですが、昔ながらの６角形のボールペンの軸が直径8mmです。定規にテープで止めるなどして　工夫して奥に入れてください。
　ちなみに私が作業しますと、ベルト交換のみは30分、電源入れて（8mm±1.5mm）の高さ調整、プリントの確認までして１時間弱程度です。

○レターパックプラス　520円　or　クリックポスト　185円　で発送する予定です。
　（代金引換ではないのでご注意ください）

○不明な点は遠慮なく質問してください。お待ちしております。

○モノがモノだけに99.99％ないとは思いますが、不具合が有れば返品返金に応じます。

○即連絡、即発送をモットーとしていますが、業務やプライベートの都合で遅れる場合があります。
****フロンティア350/370　の主要パーツが基板など電気系パーツを中心に複数台分あります****
必要なパーツのある方は info@f-parts.net 　までお気軽にお問い合わせください。Fパーツ　からご覧ください。