種別：太刀 銘　：助秀（古備前） 時代：鎌倉初期 長さ：二尺五寸六分五厘 反り：七分 元幅：30.9ｍｍ 元重：6.8ｍｍ 先幅：17.2ｍｍ 先重：4.5ｍｍ 重量：679ｇ（刀身のみ） 付属品：白鞘、白鞘袋、折紙（本阿弥光常）鑑定書（藤代義雄）刀剣調書（東京国立博物館） 古備前助秀は、銘鑑では友成の子である助友の子と記載されているので、友成の孫にあたり、師伝については父と同じく友成の子である介成門と記載されています。助秀の現存する在銘作は非常に少ないです。 本太刀は、古備前助秀の貴重な在銘作で、本阿弥家十二代光常の折紙が付帯していて、佐藤寒山先生の鞘書と東京国立博物館の刀剣調書によれば大徳川家（徳川宗家）に伝来したものです。 姿は、鎬造、庵棟、中鋒、身幅広く、腰反り高く踏ん張りがあるなど鎌倉初期の力強い体配を呈し、表裏に棒樋をき流している。鍛えは、よく詰んだ板目に杢目を交え、やや肌立ち、地沸よくつき、地景よく入る。刃文は、小沸出来の細直刃に小乱を交え、浅く湾れ、腰元で大きく乱れた腰刃を焼き、匂口しまりごころで冴え、帽子は直ぐで丸く返る。茎は、生ぶで、刃寄りを僅かに削ぎ、茎尻は浅い栗尻、目釘孔上に大振りに「助秀」の二字銘を切っている。本作は、稀少な古備前助秀の在銘作で、鎌倉初期の太刀としては健全で地刃共に冴えているなど流石に大徳川家に伝来したことを頷ける名刀であり、加えて東京国立博物館の刀剣調書が付帯していることが非常に珍しいです。 －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ 出品者は、刀剣愛好家ではありますが、プロではございませんので、ご質問をいただいても適切な回答が出来ない場合がございます。 主に、自らの所蔵品に加えて、知り合いの方から預かりました御品物を出品しております。 出品している商品を画像でご判断していただき、ノークレーム、ノーリターンでお願いいたします。 また、撮影で使用している刀枕や刀掛けなどは出品物に含まれません。 ※付属品がある場合は。本文中に記載いたします。 ※寸法は手測りの為、誤差につきましてはご容赦ください。 落札後、二十四時間以内に取引情報入力、二日以内の御入金、御品物が届き次第速やかな受取連絡をお願い申し上げます。 刀剣類・火縄銃などを落札された方は、購入受取後、銃砲刀剣類所持等取締法に基づき、二十日以内に各都道府県の教育委員会への所有者変更届出が必要になります。