
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
高倉健インタヴューズ 野地秩嘉
ほとんど取材を受けない高倉健が認めた貴重なインタヴュー集
初めて語った「何度も見た映画のこと」
一言一句、僕のセリフへの想い
日本人の心を射止めた「名言」分析
「あなたへ」最後の映画俳優の演技
……ほか、ファン待望の永久保存版「発言集」
日本一の俳優が語る演技、好きな映画と台詞
寡黙でほとんど取材を受けない。私生活も謎のまま。現代の役者・タレントのように「パブリィシティのためテレビ出演」など一切しなかった故・高倉健さん。そんな健さんを18年にわたって追い続けたノンフィクション作家の著者だから聞けた貴重な取材ノートを一挙に公開。数々のインタヴューについて語っていることは「俳優の仕事とはなにか」。「仕事を受ける基準は何か」「世界で働くこととはどういうことか」「世界で通用する一流の条件とは何か」「プロフェッショナルの条件はなにか」。というようにストイックな健さんの「仕事観」がわかる本です。それ以外にも自分が出演した205本の映画の中で「好きだった台詞」「印象に残る音楽」などの話もあります。また、自分が尊敬していた俳優、好きな映画についても語っています。また、一番呟いていた台詞のベスト3は何か?などのトリビアもあり、健さんファン、邦画ファン、映画ファンにとっても楽しみながら、一流の俳優の言葉を堪能できるのがこの本です。
内容説明
一九九五年から二〇一二年…。日本最後の映画俳優を追い続けた著者の一八年の集大成が一冊に。健さんの仕事観、人生観、好きな映画まですべてがわかる。初めて語った「何度も見た映画のこと」「一言一句、僕のセリフへの想い」「日本人の心を射止めた『名言』分析」「『あなたへ』最後の映画俳優の演技」ほか。生前、ほとんどインタヴューを受けなかった高倉健の貴重な証言集である。文庫版あとがきは日本映画界の名匠であり、健さんと共に作品を作り続けた降旗康男氏に寄稿いただいた。
目次
1 初めて語った「何度も見た映画のこと」
2 『鉄道員ぽっぽや』の撮影現場で
3 20世紀の宝物
4 仕事について
5 祈る役者
6 一言一句、僕のセリフへの想い
7 世界を動かした「気働き」
8 日本人の心を射止めた「名言」分析
9 「あなたへ」最後の映画俳優の演技
レビューより
最初に高倉健さんの写真があるんですが、確かに歳はおとりになっているんですが、その眼は鋭いというか、生きているというか。何とも言えないお写真です。中身も珠玉の言葉、またエピソードがたくさんありました。これは単なる娯楽のための本ではなく、生きるための栄養になる本だと感じました
以外な健さんの姿が見えてとても、やはり、すてきな方なんだとしみじみ、思えて、さみしくなります。いつまでも、いてほしかったですね。
高倉健を追い続けて35年。本当にベールに包まれた生活ぶりや物事の考え方など、ファンにとっては正にバイブルとも言えるのではないでしょうか?また、ファンでなくとも、一級品のインタビュー集となっていることから、どなたが読まれても損は絶対にしないと思います。