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清水六兵衛 都をどり 菓子皿 団子絵 3枚 京焼 六世 六兵衛 美品 黄布 昭和30年代? 紙保管箱 緋色 黒色 都おどり 祇園甲部
清水六兵衛作の“都をどり”の菓子皿です。“都をどり”は “花街の踊り”としては 断然トップの人気と規模を誇る会だと言えましょう。 “京舞 井上流” の隆盛と相俟って マスコミが取り上げる機会も多く、今では日本一の知名度を獲得している舞踊興行ではないかと考えられます。当然 地元にはお詳しい方が大勢居られるはずで、外部の しかも遠国者が口を挟むのは“野暮”に違いなく、ここは早々に…。
清水六兵衛作の菓子皿3枚です。赤と言うのか“緋色”が2枚と 黒に近い“鉄色”が1枚です。5色の色違いのうち どの色に当たるかは いわゆる“運” “巡り合せ”なのだそうですが、中でも “緋色”は色気も華やぎも いかにも“花街”そのもので、見栄え目覚ましく絶好だと感じます。この3枚の旧蔵者が仮に同じ方ならば よほど強運だったに違いないと感じます。その“緋色”に対する“鉄色”も 取合わせコントラストとしては絶妙だと思います。
当オクを注視していると この菓子皿には過去に幾人かの作家が居られる模様です。永楽善五郎 清水六兵衛 三浦竹軒 柴田好寛 などのお名前が確認され、祇園ならではの贅沢さに舌を巻きます。詳しい期間などは知り得ませんが、殆どの出品者が その様な順番で名前を挙げられているのを見ると、担当された流れもその様な順だったに違いなかろうと考えています。
“清水六兵衛”は 五世 六世 七世 の可能性がありますが、時期的にもまた見慣れた陶印からも 多彩な活躍をされた六世であろう…また 年代も昭和30年代であろうかと推測をしました。
ご覧のとおり 3枚それぞれに 素地の色合いも 高台の造りも “都をどり”の文字も異なります。長期の公演ですので、一年分だけでも大量の製作数であろうと推測はできますが、一方では “異なる年の3年分の品かも…” と言う楽しい想像も膨らみます。3枚の表裏の写真を撮りましたので、宜しくご確認ください。
大量に流布した分だけ 良い状態で残る品は思いの外に少ないのかも知れないと感じます。
美品です。3枚とも とても綺麗で良い状態です。土見せ部分も綺麗だと思います。比較的柔らかい素地の品ですので、カケや釉ハガレなどが起きやすい品だと思われますが 幸いみな無キズです。紙保管箱と黄布はコレクション用に私が調達しました。
概寸 φ13.6 cm×d 5.9cm×h 3.1cm(緋色 写真3の品 )他 微差あり
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